相生杉と私たち
相生杉の育つ山里、那賀町(旧相生地区)で70年〜80年かけてゆっくりと育った杉の大径木です。赤身と白太のコントラストが美しくて、年輪が丸くて緻密でまるで森のバームクーヘンです。
 
私たち平井製材所が操業する地域はこんなに素晴らしい相生杉が育つ山々に囲まれています。
 
素材の良さを知り、磨き、表現するために様々な加工方法を研究しながら製造販売しています。
 
相生杉床板について相生杉床板について
中でも工務店様より長く支持を頂き、お施主様からも喜ばれています「相生杉床板」と「相生杉素焼き」を紹介します。


なんと!厚さが3㎝幅が22㎝という、たくましいサイズの床板です。「相生杉」の丸太の太さや、美しい木目や赤身を引き出すこのサイズに行き着きました。


施工致しますと、この板幅により拡がるおおらかさとまるで別荘にいるような落ち着いた仕上がりで他の無垢板では味わえない空間を演出します。


直接、肌身に触れることから「相生杉床板」に対するお客様の感想は「夏はサラサラとべたつかない。冬は暖かくスリッパなしでも冷たくない。」が1番多く「子供がすぐ裸足になって集まる」「床板の質感が違う」などの声を頂きます。




「相生杉」は広葉樹などと比べて空気を含んだ多孔質の木繊維の構造となっており断熱性能が高いためです。表面は足に優しく程よく柔らかい「木の畳」を体感することができます。

「相生杉」をご使用頂きましたユーザー様の感想です。

 
 
相生杉素焼きについて相生杉素焼きについて
先人達の知恵を受け継ぐ、抜群の耐久製を誇る(相生杉素焼き)は、国産無垢板でノンケミカル、SDGs実現に寄与し続けています。


ここに写っている木造の建物は、徳島県那賀郡の旧・相生町、現・那賀町の山あいに立っている「平野小学校」です。廃校となり、現在この校舎は「地域おこしの活動拠点」として活用されています。建物の外壁には「相生杉素焼き」の焼杉が使われています。焼杉は、杉板の表面を一度焼いて炭化したもので、耐火性や耐候性、耐久性に優れ、薬剤等化学物質を使用せずに防腐効果がある環境にやさしい建材です。那賀町は年間を通じて雨の多い地域ですが、36年余りを経過した後でも焼杉を使った外壁への風雨による傷みは問題ありません。色落ちはありますが、経年変化の自然な風合いは、いい味わいを醸し出しています。


36年経って・・
直接風雨にさらされる箇所の外壁です。未だウロコ状の炭が残っています。


36年経って・・
西陽が差し、風雨が直接あたる過酷な外壁で「相生杉素焼き」が何故にここまで耐え抜いているのでしょうか!・・考察●「素焼き」で炭の層が厚い●板そのものが厚い●炭汁が板に染み込む事で防腐効果があったと考えています。先人達の知恵に敬服するばかりです。
 
しっかり支柱パンフレットPDF
有限会社 平井製材所 〒771-5322徳島県那賀郡那賀町谷内字中分54 番地 Tel.0884-62-1005 Fax.0884-62-1033