しっかり支柱パンフレットPDF  
木製防獣支柱「しっかり支柱」が
ウッドデザイン賞2021を受賞しました。
●評価のポイント
脱プラスチックの流れを汲む獣害防止用の木製支柱である。大径木の活用と扱いやすさ、強度など同時に満たす林業の課題解決型の製品。森に馴染む意匠も環境対策の見える化の点で有効だ。
しっかり支柱とは?
しっかり支柱とは?
昨今、植林地で苗木を鹿の食害から守るための防護柵が求められています。
これまでは主にFRPやプラスチック複合支柱が全国で年間100万本以上も使われていました。さて、これらの支柱は将来的に回収され適正に処分されるのでしょうか?このままでは、植林地がマイクロプラスチックの発生源となってしまいます。
そこで、私たちは国内に豊富にある資源で、利用が進んでいない国産杉の大径木から作られた軽くて強い支柱を開発しました。それが「しっかり支柱」です。
SDGs
持続可能な地球環境、地域資源のために、わたしたちは脱炭素、脱プラスチック志向の林業資材として鹿害から植林地を守る「しっかり支柱」を推進していきます。
林業にも
●戦後造林された人工林が収穫期を迎え、木材生産 量は 現状の31百万㎥から 2030年には、42百万㎥まで拡大します。
●建築用材は直径16~30センチの需要が多く、需要が少ない大径木は単価が低迷傾向であり、今後も増える大径木 (ここでは、直径30センチ以上とする) の有効活用が課題となっています。
環境にも
●広大な面積の伐採・再造林地において、苗木保護のための獣害対策は不可避となっています。
●この獣害対策用の防鹿柵支柱の多くは、FRP製または樹脂被覆鋼管製です。
●地球温暖化防止や海洋マイクロプラスチック問題への対応から、脱炭素、脱プラスチックが求められてます。
●国立公園など同様の工法で、獣害対策のため下層植生保護柵が施工されているが、環境負荷が高いことに加え景観との調和に問題があります。
●FRP製及び樹脂被覆鋼管製支柱を代替することで、石油由来プラスチックの使用と環境中への放出・残留を抑制し、 脱炭素、海洋マイクロプラスチック問題の対策に貢献できます。  
社長の取り組み
八角形の支柱は、四角形より20%程軽量です。支柱部+杭部で1.5キロとFRP製と比べても遜色がありません。ドローンによる運搬にも適していますので、施工者の労力軽減に効果があります。
 
しなやかで粘りのある国産杉大径木を原材料に使うことで従来のFRP製、鋼管プラ製支柱と比べ3倍以上の耐折れ強度を実現しました。また、含浸材で10年以上の耐用年数です。
 
杭部、支柱部を分離することで打ち込みの姿勢を良くすることで楽に打ち込みができます。四角に比べ八角の形状は打ち込みの労力も大幅に低減されます。
杭部、支柱部の結束にも八角形は番線やステンレスバンドの巻きつきが良く施工スピードを高めます。
 
ベンチマークプロダクトと比較した際、強度・環境性能において優位性を持つ木製支柱は、施工後の回収コストを含めると強い優位性を保有しております。
施工方法
しっかり支柱 支柱間隔3~4m用・2連支持型 施工手順


導入のメリット
林業にメリット林業にメリット ●利用が進まず価格が安い杉大径木を利用する事で地域経済の循環が生まれ森林価値の向上に貢献します。
●林業事業体の雨の日仕事に木製支柱を生産する事で所得が向上し雇用環境が向上します。
 
社会にメリット社会にメリット ●木製支柱は植林地や棚田などの地域景観を向上させ美しい日本の風景の保全に貢献します。
 
地域にメリット地域にメリット ●益々難しくなるプラスチック製ごみの処分方法ですが、木質化を進めることで分別処分率が向上します。
 
地球とタッグを組む!
しっかり支柱パンフレットPDF
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